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  ワンポイント(2018年に生徒・会員に配布)は1ヶ月遅れの表記になります。

今月のワンポイント−2021年7月

食 べ 物 

食べ物は非常に重要な要素であり、大きな影響を持つものです。
 人間の基本は、他の動物とは違って動物界の中心の位置にあるものです。中心にあるものは、食事も偏る事が出来ません。燃料で考えても様々な燃料を補給しなくては、効率的に燃焼しないのです。

効率的な燃焼をしなくては、人間として他の動物の中心の位置に立ち続けるわけにはいかないのです。実際に人間の食べ物は、海の産物から山の産物、平地の産物等、実に多種多彩です。又、それだけどのような物でも食べなくてはならないのです。一つの分野・一つの食べ物に偏る訳にはいかないのです。 

人間は、環境によって不思議な程、食べ物に偏りが現れます。又、環境によって好き嫌いがはっきりと現れます。そこで呼吸法も深く完全に酸素を身体の隅々まで取り入れない人が、いつでも同じ食べ物に偏った生活をしていると、同じ種類の燃えカスばかりが身体に蓄積されていくのです。

当然身体に燃えカス(毒素)が蓄積されていけば、体調に変化がでるのが当たり前なのです。

食べ物は、次の様な種別に別れるのです。

 

      水       北方=水の質・食べ物では水分

      |       南方=火の質・食べ物では熱源

  金―――土―――木   東方=木の質・食べ物では野菜・果物・青物類

      |       西方=金の質・食べ物では肉類・魚介類

      火       中央=土の質・五穀・芋類

 

 この様に人間が口にする食べ物も、質によって方向が定まっているのです。
 西方の食べ物が人間の癌体質を促進させる要素があるのです。昔から西洋人は肉を食べることが多く、大腸癌になる事が多いと云われています。実は、西方の肉類の質は、人間の「攻撃性」を増すものなのです。

 人間がなぜ攻撃性を必要とするかというと、人よりも一歩でも早く進まなくてはならない環境になると、攻撃性の必要性が出るのです。それと同時にエネルギーの消耗度も高くなるのです。当然、肉類を多食する人は、エネルギッシュになる人、攻撃的になる人、美食家になる人がいます。しかし、せっかく攻撃性を発揮し易い食べ物を摂取しても、人並み以上に働かなければ、逆に体調を崩してしまうのです。

 野菜・果物・青物類を多食する人は、食べ物そのものが、癌体質になる事を防ぐ働きを持っているのです。

 東方の世界に属す食べ物は、人間の「守備力」を増すものになるのです。人間が「守備力」を発揮するようになりますと、動きが少なくなります。実は野菜類は、消化するのに時間がかかるのです。その為に、時間をかけた燃焼になります。

急いで完全燃焼をさせる必要がなく、ゆっくりと時間をかけた自然の完全燃焼型なのです。燃えカスは余り出ず、毒素を身体が呼吸する事はないのです。しかも、「守備力」は動きが少なくなりますので、エネルギー消耗も少なくて済みます。エネルギー消耗が少なくて済みますと、全体的に効率的な状態となります。但し、欠点は覇気がなくなり、守り型の人生になる事です。長所は最も癌にかかりにくくなる事です。

日頃の行為・行動 

 人間には誰でも得意分野があります。自分自身で気が付く得意分野の場合と、気づかない得意分野があります。
 人間の肉体そのものが所有する得意分野は、多くの人は、気が付かないのです。気が付く人の数は、約
100人の中で10人いるかどうかです。

又、気づいても得意分野に進めない人もいます。その為に、100人の中で1人ぐらいが自分の得意分野に進むのです。最も誰でも得意分野に進み、無理なく仕事の世界で評価が上がれば、皆成功者になってしまいます。ところが、世の中は成功者がそんなに多くは居ないことは周知の事実です。

 得意分野に進めた人は、日頃の生活でストレスが少ないのです。しかし、得意分野に進めなかった人は、日頃の生活で知らず知らずに大きなストレスが加わっているのです。ここの部分は、自己判断が出来にくい部分ですが、ストレスの高い人は、必ず肉体上どこかの部分にお知らせ現象が現れます。

 守る能力がないのに一生懸命に組織を守る、仲間を守る、会社を守る仕事をしなくてはならない方は、肝臓にストレスが溜まりやすく、肝機能障害になりやすいのです。当然、更に無理を重ねれば、顔色も青黒くなり病気になりやすくなります。更に構う事なく放置すれば、肝臓癌になりやすくなります。

 稼働力が弱かったり、攻撃性を強く所有していない人が、仕事などで激しく働き、激しい環境の中に長時間過ごしたりすると、肉体上では呼吸器系等、気管支、肺等に機能障害が現れやすくなります。
 特に空気の悪い場所、大気の汚染状態の激しい場所等が職場ですと、更に現象が強く出ます。当然、煙草等のマイナス影響も強く加わるのです。徹夜マージャン等で空気の悪い狭い室内に閉じこもる事も体力を使い過ぎ、自分自身の欠陥が現れ易くなります。

 顔色が次第に白っぽくなり生気が失せる状態となります。そのまま無理して生活を続けますと、呼吸器系統・気管支を極度に痛め、肺癌などになりやすくなります。 

 物事を常識的、理論的に捉える能力のない人、物事を感覚で掴む人にちゃんと順番通りに思考して進むように指導しますと、非常に負担の重い人生となるのです。簡単に云いますと、考える・想像する能力がないのに考える事を強制することは、本人の本質に所有する行為・行動に一致しないという事です。

この様なひとには、腎臓・膀胱などに欠陥が現れ易いのです。更に無理して一生懸命にない知恵を縛り出すようにしますと、顔色までがどす黒く変色してきます。気が付くことが遅れますと膀胱癌・腎臓癌等に罹ってしまいます。

 自分自身の意志を明確に表せない人に、物事をはっきりと伝える事を強制すると、その人の行為・行動には相当なストレスが加わります。

 人間は誰でも得意・不得意がありますので、ある程度欠けている行為・行動には厳しい環境から、身につけていく事も必要なのです。しかし、本人の本質にないものを強要すると、身に付くどころかストレスのみが強く加わってしまうのです。その場合は、ストレスから小腸等の消化器官を痛めやすく、心臓等を傷める事があるのです。

 小腸に損傷が現れたり、心臓に弱点が現れますと、顔色が急に赤みをさしたり、部分的に腹部に発熱状態が現れます。更にストレスが加わり続けると、癌の部位でいいますと、小腸から大腸にかけて発生しやすくなります。

 権力のない人、組織・集団の中心になる能力のない人が、何かの弾みで長になり、責任ある立場に就きますと、非常に負担の重いものです。
 毎日がある面では苦痛の連続であり、非常に神経を使う事になるのです。この様な場合は、疲れも顔にありありと現れます。
特に土気色といわれる状態になり、眼の下に隈が現れる顔になります。次第に身体全体のバランスも悪化していき、そのストレスの矛先が一気に胃に集中します。

結果的に胃痙攣・胃潰瘍・胃痛が日常茶飯事となり、ほっておくと胃癌に進行するのです。又、時には脾臓系統に癌が発生する事もあります。



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