前へ
 2022年2月
 
 どの本能で進む人生か
 人は誰でも明日の事、明後日の事を計画します。また、人によっては十年後・二十年後・一生の計画をしながら進んでいる方がいらっしゃいます。誰にでも明日という日があるからには、人生が長い短いはあるでしょうが、計画しながら進む人生でもあるのです。
 中には、全く白紙で徒手空拳、明日の事は明日になったら決めるといった人もいるでしょう。生き方の問題でしょうが、悪くするとそれでは動物に近い人になってしまうのです。

 さて、ここでは明日・明後日を進む事を「目的完遂本能」と名付けます。
 実は、この「目的完遂本能」こそが、生まれた年の中に含まれるエネルギーなのです。その為に、同じ年生まれの人は全て同じ「目的完遂本能」になります。但し、本人がそれをどのように意識的に使用していくかとなりますと、「生まれ月」と更に最大のポイントである「生まれた日」に違いがありますので、千差万別となっているのです。「生まれ年」は親から授かった因縁によるところが多いのです。

 参加させるのに最も適当なのが、「十二支」なのです。「十二支」とは時間エネルギーの種々の意味合いを一言で示してくれる一種数学的符号なのです。勿論、十二支だけでは正確ではなく、「目的完遂本能」の50%程度の範囲でしかありません。それでも何もわからないよりは素晴らしいものになるのです。


どの本能を手段とするか
 先程の「目的完遂本能」に対し、人生にはどのような手段・方法で進めていくべきかという方法論もあるのです。
 「目的完遂本能」は、どの様な状況の中でも、自分自身の本質を一生懸命に発揮していこうとするのです。ところが、人によっては、時にはそれが世の中に受け入れられなかったり、苦労がとてつもなく大きくなったりとします。そこには親から授かった複雑な因縁が隠れているのです。

 個々の人々の目的に向かって進む為の手段・方法を簡単に「目的手段本能」と名付けます。実はこの「目的手段本能」こそが、生まれ月から与えられる因縁なのです。人間の「目的手段本能」は、両親の築いた家系の様々な蓄積の中から身に付けていくのです。家系の持つ質がそのまま「目的手段本能」となっていくのです。

 以上で人生の「目的完遂本能」と「目的手段本能」が解りました。その本能の発揮した結果がどうなるか、毎年の状況が「目的完遂本能」と「目的手段本能」に味方するようであれば、結果は自ら出来上がるはずです。その年の所有する「時間エネルギー」と比較することで、好調に推移する年か、物事が動きにくい年かが解るのです。但し、空間エネルギーの判断を加えていませんので、精神的な苦労・楽までは正確には分かりません。ですので、有形の世界は好調に推移しても、精神的にはストレスが高いといった矛盾の年もあります。



 前へ