前へ
 2022年4月
 
結婚運の吉凶
 
恋人時代、或は正式に結婚をする前は、まだ「家系」の流れを経ち切ることのない訪問であったのです。その為に、恋人時代や知り合いの時代は、本物の視野で相手の家庭を眺めていたのではありません。
 結婚前は、相手の家庭・相手の事自体までも外からの視野で眺めていたのです。ところが、正式に婚約や結婚した場合は、相手の家庭・相手の両親・親族・兄弟を内側から眺めるようになるのです。そうすると全く違う面が見える場合があるのです。
 ここに結婚の複雑な問題が隠れているのです。何も騙されたのではなく、最初から付き合いの時は相手の「家系」の介在が無かったのです。その為に恋人・将来の配偶者だけに視野が集中していたのです。
 個人対個人の付き合いに終始したのです。実際に結婚という事に直面して初めて「家系」の介在から、自己の「家系」対相手の「家系」とのつながりとなるのです。

 正式な結婚は、全て「家系」を含めたつながりを形成するのです。男女二人だけの「家庭」が出来たからそれで終わったというものではないのです。果てしない先祖の流れと、将来にわたる子孫の流れが一体となったのです。配偶者と恋人では違うのです。この部分が大切なところです。

結婚運の良い人と、余り良くない人がいるのです。
結婚運の良くない人は、次の条件に入る人です。

@親の因縁を背負っている人(両親が離婚・再婚等)
A恵まれ過ぎた幼少期を過ごした人(苦労をしていない)
B過去が全く崩れることなく成長した人(苦労していない)
C人生に偏りのある人(考え方・生き方)
D人間性の完全に近い人(考え方・生き方)
E心が強過ぎる人(身強で妥協知らず)

 この条件に入る方の場合は、何が何でも結婚するのだ、結婚出来るのだという信念が必要です。
結婚の結果は十年後

 結婚生活の理想はどの様なものかと申しますと、なかなか個人の捉え方の部分であり難しいものです。
 しかし、運が良い、悪いという細かい違いはありますが、ほぼ十年でひとつの答えが完全に現れます。
 よその家庭を眺めてもお解かりのように、十年経つと相当な開きが現れたり、生活のレベルの差がついているものです。
 「帝王学」自然の範疇からの判断を主としますと、実は十年経っても極端な上下が現れない結婚が理想とされるのです。



生きる世界、活躍する世界によっては、良過ぎる相性を良い相性と感じるかも知れません。しかし、世の中に出る事もなく何事も問題もなく、淡々と生を真っ当出来る生き方が、最も自然であり、中庸の図られた理想型かも知れません。しかし、最も中庸が一番難しい生き方かもしれません。

〇夫婦のバランス=妻が外へ出ると崩れる
〇子供が一家のバランス破壊=優秀な子供の誕生
        ※夫婦の相性が良ければ、優秀な子供は生まれない
 相性の良い夫婦=普通の子供誕生
 相性の悪い夫婦=非凡な子供誕生

結婚も大切な要素・離婚も大切な要素
逢えば別れの初めでもあり、人生には覚悟も必要であります。


前へ