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 2023年2月   onepoint
 

人体星図の読み取り方

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まず自分で見たまま、感じたままに素直に人体星図を受け取る

 貫索星=守り・自我心
 石門星=和合性・仲間意識
 鳳閣星=自然体・中庸
 調舒星=反発・孤独
 禄存星=魅力・愛情
 司禄星=蓄積・平和
 車騎星=行動力・一本気
 牽牛星=用心深い・集団に組みす
 龍高星=忍耐・放浪
 玉堂星=知恵・伝統

 上記はあくまでも命式全体を簡単に把握する為に、意味合いを小数に絞りました。
 あまり、杓子定規にとらえず、堅く固定観念では捉えないでください。
 視野を大きくして、運命予知はかなりの柔軟性がないと捉えられなくなります。
 人間には、本来良い、悪いということはなく、結果が良い悪いを定めてしまうのであって、星そのものにも良い悪いはなく、長所もあり、短所もあり、片方からみれば長所であっても、片方からみれば短所になるといったものなのです。
 例えば、頑固ですといったら、悪いように聞こえるでしょうが、裏を返せば頑固さがなくては、その人の立場が保てない。その人の立場によって、頑固さが良くも悪くもなるのです。

(例)
   丁 甲 壬           
   酉 辰 寅       
   辛 戊 甲       
             

  牽牛星  天極星 
禄存星  調舒星 玉堂星 
天貴星  玉堂星  天堂星 



 自分が感じたままに、星の意味合いを捉える。但し、それは相手に説明しても、何のまとまりもない分析になってしまいます。

◎相手に説明する場合
 「人間関係はこうです」「家族関係はこうです」と項目を一つ一つまとめて説明していきます。
 また命式を判断する場合、相手の年令・性別が重要な要素となります。

 例題の命式を女性とします。
 女性に玉堂星が多く出るということは、やさしさがあり、しかも禄存星もありますので、母性的愛情の強い女性となり、女性にとっては有難い組み合わせとなります。

 また牽牛星は攻撃本能ですが、女性が攻撃性を所有することは、どこか勝ち気な面、負けず嫌いな面も同時に併せ持ちます。

 従星は、死人の星・老人の星・子供の星ですので、それらの全体の質としてもあまり目立つ事なく、奥ゆかしい人物像となります。

 ここで注意することは、守備本能(貫索星・石門星)が表出されていないということです。守備本能が表出されないということは、何事につけても、守るということに関して弱いということです。
 それを説明する場合に、星がないから説明できないということではなく、欠けている質を強く説明するという事です。逆も又真なりの方法もとれるのです。

北方との関係(調舒星:牽牛星)
 親が大きな組織・集団に入って活躍していたことを現しています。

東方との関係(調舒星:玉堂星)
 無意識に自分勝手には動けないことが多いでしょう。さまざまな事に意識することが多くなり、社会的な環境で自然と身につく世渡り術となります。

西方との関係(調舒星:禄存星)
 気張らずに無意識に過ごせることが安住に結び付きます。

南方との関係(調舒星:玉堂星)
 南方は子供であり、目下の存在です。自分にとっては未来の力でもあります。
 自分の将来・自分の未来・自分の子供を意識する度合いが強くなります。